JOCA活動報告No.40

2017年3月1日

講演会を開催しました。

今回は2部構成の講演会でした。

第一部は「GOTSテクニカルコミティ会議報告~Version 5.0について」。 2月にドイツフランクフルトで開催されたGOTS諮問委員会に出席した作吉氏(JOCA理事)、基準委員会に委員として出席した森氏(JOCA理事長)、そしてGOTS地域代表の三好氏(JOCA顧問)の三名が、GOTSの概要、歴史や構成、JOCAとの関係、その基準の意味、役割、3月1日付で公開されるVersion 5.0の概要などを解説しました。 またGOTS認証の現状報告として、認証機関の数、助剤の承認数、認証工場数他を最新データから発表されました。 昨今問合せの質問として最多のGOTS認証。 申請手続き以前に基本情報やその調査方法、制限事項などが分からないといったものがほとんどです。 今後オーガニックコットン製品を取り扱う企業が増加するにしたがって、このような解説を必要とする人たちも増えてくるでしょう。 JOCAでもニーズに応じてこのようなGOTS情報をお伝えする機会を設けていく予定です。

第二部は、経済産業省製造産業局生活製品課の矢野企画官を講師にお招きし、「繊維産業の現状と今後の展望」についてご講演いただきました。業界の概況、省のこれまでの取組みと今後の予定、特に適正取引、付加価値向上の促進にむけての取引環境整備、普及を図っていく方針などが話されました。またアパレル商品対象のJ∞QUALITY認証、ものづくりサプライチェーン再構築支援事業、IoT推進コンソーシアムなどの事業についてもご説明いただきました。 当協会のようなオーガニックコットン関連団体や企業の活動に対して関心をもち、今回のような意見交換の場にも積極的に加わってくださった企画官に感謝しつつ、 質疑応答にもありましたが、SDG(持続可能な開発目標)に関して、またエシカルな産業への取組みなどについてもまた是非お話しいただける機会を設けたいと考えています。

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JOCA活動報告No.39

2017年1月26日

「匠から学ぶ ~ 織物のおもしろさを知る」
森 和彦セミナーを開催しました

今年度匠セミナー、シリーズ最終の講座となる第5回目。  当協会理事長であり、GOTSテクニカルコミティの委員、「タオルの知識」の著者、「タオル塾」主宰…とご活躍の森講師から、経糸と横糸が生み出すさまざまな形について深く学びました。
織物の歴史、織機の構造といった基礎的な知識に始まり、織物の組織や密度について、組織図と現物資料を参考にその織り工程の解説まで、レベルの高い、まさに匠ならではの講義でした。 基本に属さない誘導組織として、蜂須織、梨地、多重織りなど様々な織り方、風合い、用途などを学びましたが、特にシェニール織りについてのパートでは講座がマックス盛り上がりました。どんな糸が使われて織物が構成されるのか一通り説明を聞いても、複雑で、糸見本と製品サンプルを手にしながら参加者がああだこうだと各自の理解が正しいのか確認したり、講師に突っ込んだり…論議が繰り広げられました。
またワークショップでは経糸と緯糸に見立てた紙片を使ってそれぞれが組織図を参考に織物の構成を実践して織物組織の理解を深めました。
セミナー終了後も、森講師を囲んで聴講目的や知識量が異なる参加者がお互いに情報交換や交流する場が続きました。
皆様お疲れ様でした。

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JOCA活動報告No.38

2016年11月24日

「匠から学ぶ ~ ニットの魅力を語る」
木村彰セミナーを開催しました

匠セミナー第4回目は本シリーズ初登場の、(株)小林メリヤス社長、木村彰さんによるニット講座。 自社でのベビー服企画生産、GOTS認証も取得し、地元(山梨県南アルプス市)のオーガニックコットン栽培やその製品開発にも深くかかわられている木村さんが、沢山の製品サンプルや資料を用意して、丁寧に、とても分かりやすくニットを語ってくださいました。ニット機の種類やそれぞれの製造工程は動画を駆使して、また図解資料や実技もふんだんに盛り込まれた講座は盛り上がりました。実際に針を使っての実技は、いかに職人技がすごいかをあらためて知る機会になりました。また消費者目線ではお店でニット製品を見るときのポイント、新しい洗濯表示情報も教わりました。

 

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JOCA活動報告No.37

2016年11月18日-19日

第1回Organic Forum Japan オーガニックライフスタイルEXPOに出展しました。

有楽町の東京国際フォーラムで2日間開催された上記イベントにJOCAはGOTSと共同プロモーションブースを構え、活動を案内し、様々な問い合わせに応じました。
オーガニックをライフスタイルと捉えた大きなテーマでオーガニックに携わる各分野の、様々な業界が集い、ライフスタイルを提案し、消費者との交流を図る場として初めて開催されたエキスポは、展示会場、メディア、プロモーションスペースそしてマルシェの3つのゾーンで展開され、一時は入場制限がされるぐらいの賑わいでした。2日目はあいにくの悪天候でしたが、メインとミニの2つのステージやセミナールーム、キッチンスタジオ各所でのセミナー、イベントはいずれも大盛況で、オーガニック製品への人々の関心の高さが伺えました。
(主催者発表では、初日10202名、2日目9588名、合計19790名の来場者数。出展は193の団体・生産者で180小間。)
JOCA会員企業さんであるアバンティ、メイドインアース、ザピープル(いわきおてんとSUN)、森から海への各ブースも販売やプロモーションで忙しくされていました。
JOCAとGOTSのブースは素敵なディスプレーをされていた森から海へのお隣で、地味なプロモーションブースではありましたが、GOTS認証への質問や販売士講座に興味を持たれた来場者さんなどに対応させていただきました。
オーガニックという言葉はコスメやフード関連商品ではすっかり定着した感がありますが、テキスタイル製品もだんだん認知度が高くなってきているようです。オーガニックという言葉でつながれた業界をまたいだこのようなイベントでこれからもオーガニックコットン製品とJOCAを広くアピールしていきたいですね。

 

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JOCA活動報告No.36

2016年9月25日

2016全国コットンサミットin信州高山(村制施行60周年記念)参加レポート

2年ぶりの全国コットンサミットが信州高山で開催され、JOCAもオーガニックコットン・アワード表彰式のため、竹内宏規理事と参加しました。

この高山村は岐阜県の飛騨高山とは違います。長野県の北東部の山村で、農業と観光がメイン、特に松川渓谷沿いの温泉は人気があり、村の中央から西の扇状地の斜面は日当たりが良く、千曲川に向かって農地が広がり、リンゴ、ブドウ、ワイン用ブドウが有名で、広い畑が続きます。ここに信州大学と共同で綿花栽培を広げています。 東西18キロ、南北11キロ、およそ100平方キロの85%が森林原野、人口は7,245人(戸数2,421)。西側は須坂市や小布施町になり家並みも車も多いですが、高山村は自然がいっぱいの高原です。

サミットは村役場に近い高山村保健福祉総合センター「チャオル」という施設で平成28年9月25日、日曜日、午後1時から開催されました。 主催は2016全国コットンサミットin信州高山実行委員会。
第1会場がメイン会場で、アトラクション、開会挨拶の後、全国コットンサミット実行委員会会長であり、JOCA理事でもある近藤健一、イッセイミヤケ取締役の皆川魔鬼子両氏による、「世界に通じるエシカルファッション、エンジニアとデザイナーによる未来のライフスタイルの展望」と題された基調講演がありました。
地元高山中学校3年生の綿花栽培の発表の後、近藤氏がコーディネーター、パネリストに下坂誠氏(信州大学繊維学部長)、高澤史納氏(高澤織物専務)、皆川魔鬼子氏(イッセイミヤケ取締役)久保田勝士氏(高山村長)を迎えてパネルディスカッションも開催されました。
そしてJOCAアワード表彰式を行い、今回大賞を受賞にはふくしまオーガニックコットンプロジェクト、奨励賞の和綿倶楽部、境港市農業公社、コミュニティワークスが選ばれたことを発表し、代表者の方に表彰状をお渡ししました。
アワード詳細はこちら
http://joca.gr.jp/organic_cotton_award2016_grandprix/

第2会場では綿繰り体験、手芸体験などが行われ、第3会場は販売ブースとして、ふくしまオーガニックコットン
プロジェクト、しまなみコットンファーム、タビオ奈良、アバンティ、JAながの青年部高山支部、などが出店。また
信州大学繊維学部、須坂園芸高校、須坂創成高校などの展示ブースもありました。
広いモダンな会場に大勢の参加者が集まり、日本の綿花栽培もかなり盛んになってきたなと感じました。それぞれ気候や土壌、栽培品種が違い、雑草、病虫害に苦労し、製品化でもいろいろな取り組みを模索していました。

次回2017年は兵庫県加古川市まで決まっていましたが、その次2018年は未定、ところが交流会で近藤会長、松下事務局長とザピープルの吉田恵美子さんが話し合い、2018年を福島開催で即決で決まりました。

交流会のあと、山田温泉の風景館という古い温泉旅館に一泊、翌日朝食後、峡谷を眼下に眺める仙人の露天風呂に入り、帰京。25日は早朝から高山に向かい、夜までの会合で疲れて、風邪をひき咳が2週間近く続いたので、レポートが遅くなってしまいました。
でも、サミットではいつもながら大勢の人たちと名刺交換し、いろいろな情報交換ができました。JOCAの評価、役割が少しずつ認識されるようになりました。日本での綿花栽培とその製品化にお役に立てたらうれしいですし、JOCAプラットフォームへの参加も増えてくれたら良いと思いました。

 

会場写真

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