JOCA連載コラム vol.22

日本の綿作りリレー NO3
長野オーガニックコットンTシャツプロジェクト

JOCA副理事長 渡邊 智恵子

長野県上田市にある信州大学繊維学部のキャンパス内に農場があります。
この農場の約2反分にオーガニックコットンを栽培したのが4年前であります。
繊維学部には綿の在来種から外来種合わせて25種類くらいの綿を育て、種の保存
をしています。種の保存だけで、それを糸にして生地にして製品にするという一連の
工程を観える化をしておりませんでした。
わが社は小さい会社ですが、その観える化をしっかりとしてきたつもりでしたので、
わが社がオーガニックコットンの栽培をすることによって学生たちにも工程の一部始終
を勉強してもらえると考えました。

もちろん、一般の人たちにも自分で綿の栽培をしてその綿からT-シャツができるこ
とを体験してもらおうと長野オーガニックコットン t-シャツプロジェクトと名をつけて
公募をして種植えから草取り、収穫をしてもらいt-シャツとしてお返しをするという
斬新な(?)アイディアで皆さんの農業体験を促してきました。

農業のお手伝いをして一万円を払ってそれでt-シャツ一枚をいただくという、
ひょっとして詐欺のようなプロジェクトにも
とても喜んで参加してくださる都会の人たちがいらっしゃるんです。
農業体験はお金を出してもやる!
都会の人たちのNeedsがあることがわかりました。

まぁ、受け入れるほうもそれなりの準備やらがありなかなかと大変なところもありま
すが、それを楽しみと考えないと長続きはしませんね。

でも、やはり農業は楽しいです。
なんというのでしょうか、体の疲れ方が違うんですよね。
大地のエネルギーをチャージできるとでもいうのでしょうか。

この信大の農場では茶綿を植えています。
希少価値があるからね。
でも収穫量は少ないです。
昨年は豊作でした。
この茶綿を入れたt-シャツが今年の6月から販売されます。



次回は福島のオーガニックコットンプロジェクトを載せます。