JOCA活動報告No.36
2016年9月25日
2016全国コットンサミットin信州高山(村制施行60周年記念)参加レポート
2年ぶりの全国コットンサミットが信州高山で開催され、JOCAもオーガニックコットン・アワード表彰式のため、竹内宏規理事と参加しました。
この高山村は岐阜県の飛騨高山とは違います。長野県の北東部の山村で、農業と観光がメイン、特に松川渓谷沿いの温泉は人気があり、村の中央から西の扇状地の斜面は日当たりが良く、千曲川に向かって農地が広がり、リンゴ、ブドウ、ワイン用ブドウが有名で、広い畑が続きます。ここに信州大学と共同で綿花栽培を広げています。 東西18キロ、南北11キロ、およそ100平方キロの85%が森林原野、人口は7,245人(戸数2,421)。西側は須坂市や小布施町になり家並みも車も多いですが、高山村は自然がいっぱいの高原です。
サミットは村役場に近い高山村保健福祉総合センター「チャオル」という施設で平成28年9月25日、日曜日、午後1時から開催されました。 主催は2016全国コットンサミットin信州高山実行委員会。
第1会場がメイン会場で、アトラクション、開会挨拶の後、全国コットンサミット実行委員会会長であり、JOCA理事でもある近藤健一、イッセイミヤケ取締役の皆川魔鬼子両氏による、「世界に通じるエシカルファッション、エンジニアとデザイナーによる未来のライフスタイルの展望」と題された基調講演がありました。
地元高山中学校3年生の綿花栽培の発表の後、近藤氏がコーディネーター、パネリストに下坂誠氏(信州大学繊維学部長)、高澤史納氏(高澤織物専務)、皆川魔鬼子氏(イッセイミヤケ取締役)久保田勝士氏(高山村長)を迎えてパネルディスカッションも開催されました。
そしてJOCAアワード表彰式を行い、今回大賞を受賞にはふくしまオーガニックコットンプロジェクト、奨励賞の和綿倶楽部、境港市農業公社、コミュニティワークスが選ばれたことを発表し、代表者の方に表彰状をお渡ししました。
アワード詳細はこちら
https://joca.gr.jp/organic_cotton_award2016_grandprix/
第2会場では綿繰り体験、手芸体験などが行われ、第3会場は販売ブースとして、ふくしまオーガニックコットン
プロジェクト、しまなみコットンファーム、タビオ奈良、アバンティ、JAながの青年部高山支部、などが出店。また
信州大学繊維学部、須坂園芸高校、須坂創成高校などの展示ブースもありました。
広いモダンな会場に大勢の参加者が集まり、日本の綿花栽培もかなり盛んになってきたなと感じました。それぞれ気候や土壌、栽培品種が違い、雑草、病虫害に苦労し、製品化でもいろいろな取り組みを模索していました。
次回2017年は兵庫県加古川市まで決まっていましたが、その次2018年は未定、ところが交流会で近藤会長、松下事務局長とザピープルの吉田恵美子さんが話し合い、2018年を福島開催で即決で決まりました。
交流会のあと、山田温泉の風景館という古い温泉旅館に一泊、翌日朝食後、峡谷を眼下に眺める仙人の露天風呂に入り、帰京。25日は早朝から高山に向かい、夜までの会合で疲れて、風邪をひき咳が2週間近く続いたので、レポートが遅くなってしまいました。
でも、サミットではいつもながら大勢の人たちと名刺交換し、いろいろな情報交換ができました。JOCAの評価、役割が少しずつ認識されるようになりました。日本での綿花栽培とその製品化にお役に立てたらうれしいですし、JOCAプラットフォームへの参加も増えてくれたら良いと思いました。
会場写真
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