繊維のリサイクル JOCA 副理事長 渡邊智恵子 皆さんは繊維製品のタンス在庫(着る機会がなく家のタンスに眠っている衣類)が約6ヶ月といわれているのをご存知でしょうか?商品は新しい物が好まれ、古くなったものはほとんどがゴミの回収に出されています。 日本では年間約250万トンの繊維製品が消費され、200万トン近くがリサイクルされるかゴミとして捨てられています。そこから、中古衣料として再使用されているのは約17万トン、工業用雑巾やぬいぐるみの詰め物などに再利用されるのが25万程度。残りの150万トンはゴミになっているといわれています。 リユース・リサイクル率は20%以下。リサイクル率50%を越える... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column9/">続きを見る</a>
広がる有機と認証制度 JOCA顧問 作吉 むつ美 私は、有機食品の検査認証に携わるようになり、18年ほどになります。繊維についてはまだ入口にも立っていないようなものですが、有機食品の認証業界では大局!と自覚しております。今日はちょっと昔話も交えて、有機と認証についてご紹介したいと思います。 私が検査認証に関わり始めた当時、日本の有機食品業界では“顔のみえる関係”が重要視されていました。作り手を消費(流通販売)する側が理解し、また作り手も消費(流通販売)する人がみえて、気持ちをこめて生産する、というのが基本と考えてよいでしょう。そんな時代、第三者による認証というのは、ごくごく一部、欧米への輸出用... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column8/">続きを見る</a>
綿花栽培に農薬は どれほど使われているのか? JOCA理事長 日比 暉 綿花栽培は、農薬多消費型の農業です。しかし、綿花栽培について、農薬使用の調査は あまり行われないので、古いデータが使われてきました。 最近、ICAC(国際綿花諮問委員会)が、綿花栽培の農薬使用の調査(注1)を行いました。 調査結果の概要は、次の通りです。ご注意いただきたいことは、農薬(pesticides)と 殺虫剤(insecticides)を区分けすることです。注2、注3をご参照ください。 世界の綿花栽培に使われる農薬・殺虫剤 『1990年代には、綿花栽培の化学薬品使用はピークとなり、年間の綿花生産の殺虫剤使用は、 世... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column7/">続きを見る</a>
2010年12月31日 正会員の皆様 このページでは、正会員様へデータ情報等をお伝えしていこうと思っております。 宜しくお願いいたします。 日本オーガニックコットン協会 事務局
今の世界でオーガニック農業は どのような位置付けになるのか JOCA顧問 森 和彦 今の世界でオーガニック農業はどのような位置付けになるのか、分かる範囲で調べてみました。 テータの取り方や計算の仕方でかなり違いがありますが、全体としてみると、なんとなくこんな感じなのかなと分かると思います。 <b>地球の表面積は5億1千万km²あるのだそうです。 そのうち海洋が占めるのが3億6千万km²、陸地は1億5千万km²で約3割です。ほとんどが海なのですね。 この陸地面積をヘクタールで表わすと150億ヘクタールで、そのうち農用地が50億ヘクタール、森林が40億ヘクタール。残りの60億ヘクタールは都市... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column6/">続きを見る</a>