JOCA連載コラム vol.10
オーガニック・ビジネスーアメリカでは? JOCA理事長 日比 暉 ごく最近、米国のOTA(Organic Trade Association)が発表したニュースを2つ お知らせします。 (1)出産前の女性、おなかの赤ちゃんのために果物や野菜の残留農薬にご注意! OTAは、最近相次いで発表された3つの調査研究結果を紹介している。 それによると、ごく一般的に使われている農薬を体内にとりいれた妊婦の子どもは、認知に関わる発育に有害な作用を受ける危険性が高いことが分かった。例えば、IQの低下や論理や記憶力の障害などの影響を受ける。 ハーバード大学公共衛生学部環境健康科のチェンシェン・ルー博士(*)は、... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column10/">続きを見る</a>
続きを見るJOCA連載コラム vol.9
繊維のリサイクル JOCA 副理事長 渡邊智恵子 皆さんは繊維製品のタンス在庫(着る機会がなく家のタンスに眠っている衣類)が約6ヶ月といわれているのをご存知でしょうか?商品は新しい物が好まれ、古くなったものはほとんどがゴミの回収に出されています。 日本では年間約250万トンの繊維製品が消費され、200万トン近くがリサイクルされるかゴミとして捨てられています。そこから、中古衣料として再使用されているのは約17万トン、工業用雑巾やぬいぐるみの詰め物などに再利用されるのが25万程度。残りの150万トンはゴミになっているといわれています。 リユース・リサイクル率は20%以下。リサイクル率50%を越える... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column9/">続きを見る</a>
続きを見るJOCA連載コラム vol.8
広がる有機と認証制度 JOCA顧問 作吉 むつ美 私は、有機食品の検査認証に携わるようになり、18年ほどになります。繊維についてはまだ入口にも立っていないようなものですが、有機食品の認証業界では大局!と自覚しております。今日はちょっと昔話も交えて、有機と認証についてご紹介したいと思います。 私が検査認証に関わり始めた当時、日本の有機食品業界では“顔のみえる関係”が重要視されていました。作り手を消費(流通販売)する側が理解し、また作り手も消費(流通販売)する人がみえて、気持ちをこめて生産する、というのが基本と考えてよいでしょう。そんな時代、第三者による認証というのは、ごくごく一部、欧米への輸出用... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column8/">続きを見る</a>
続きを見るJOCA連載コラム vol.7
綿花栽培に農薬は どれほど使われているのか? JOCA理事長 日比 暉 綿花栽培は、農薬多消費型の農業です。しかし、綿花栽培について、農薬使用の調査は あまり行われないので、古いデータが使われてきました。 最近、ICAC(国際綿花諮問委員会)が、綿花栽培の農薬使用の調査(注1)を行いました。 調査結果の概要は、次の通りです。ご注意いただきたいことは、農薬(pesticides)と 殺虫剤(insecticides)を区分けすることです。注2、注3をご参照ください。 世界の綿花栽培に使われる農薬・殺虫剤 『1990年代には、綿花栽培の化学薬品使用はピークとなり、年間の綿花生産の殺虫剤使用は、 世... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column7/">続きを見る</a>
続きを見るJOCA連載コラム vol.6
今の世界でオーガニック農業は どのような位置付けになるのか JOCA顧問 森 和彦 今の世界でオーガニック農業はどのような位置付けになるのか、分かる範囲で調べてみました。 テータの取り方や計算の仕方でかなり違いがありますが、全体としてみると、なんとなくこんな感じなのかなと分かると思います。 <b>地球の表面積は5億1千万km²あるのだそうです。 そのうち海洋が占めるのが3億6千万km²、陸地は1億5千万km²で約3割です。ほとんどが海なのですね。 この陸地面積をヘクタールで表わすと150億ヘクタールで、そのうち農用地が50億ヘクタール、森林が40億ヘクタール。残りの60億ヘクタールは都市... <br><br><a class="readmore" href="https://joca.gr.jp/column6/">続きを見る</a>
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